侮辱・陵辱行為が凄まじい漫画「ジェノサイダー」ゆる〜い感想レビュー

ジェノサイダー(1)

漫画「ジェノサイダー」第1巻を読んでみたのでレビュー。面白い。面白いが半グレ集団リーダーであるケイタといった男が下劣過ぎて滅入っていくる漫画だ。色々な漫画を読んで数々のクズ男を見てきたが確実に3本の指に入るほどケイタといった男は胸糞が悪い。

この漫画の内容を簡単に現すと半グレ集団に娘を陵辱された父親が復讐の鬼となって半グレ集団に復讐を仕掛けていく漫画。

ケイタの陵辱行為がエグすぎるので読む人によっては反吐が出ると思う。ソレくらいに下衆を極めている男が登場する。とは言ってもこのケイタは復讐される側。主人公ではない。主人公はカバーの左側に描かれているナツミといった女性だ。

とにかくエグい、ゲスい漫画が好みならケイタの行動は至高かもしれないが耐性のない人にとっては読むことがキツくなってくる漫画であることは間違いない。

漫画「ジェノサイダー」1巻の内容

のっけから濃厚な絡みでスタートするこの漫画。半グレ集団リーダー「ケイタ」の彼女が「ナツミ」だ。ケイタといった男はナツミを物のように扱い、美人局にも利用している。そんなナツミが唯一、心を安らげる一時が本名も顔も知らない相手:鉄男とメールをやり取りする時だった。

鉄男とメールをしていき徐々に鉄男に惹かれていくナツミは逢いたいと連絡をする。

そして2人は逢うことになるのだがメールで取り付けた約束は全てケイタに見られており、ケイタはナツミの後を追いかけていた。鉄男とナツミが楽しそうに会話している様子を見てケイタは鉄男を地獄に陥れることに。

鉄男には妻子がいる。
ケイタのターゲットにされたのは鉄男の娘であるリカだった。拉致監禁されて鉄男に無茶な要求をするケイタ。条件はクリアしたはずだったが娘のリカは暴行を加えられており、大火傷も負った状態。そんな愛娘リカの姿を見た鉄男は泣き崩れる。そして半グレ集団に復讐を誓う。


1巻の流れは上記のような感じだ。
ケイタ、ナツミ、鉄男の間には様々なやり取りはあるが、とにかくケイタの下衆な行動は本当に胸糞が悪い。ある程度、漫画のクズ男の胸糞設定に慣れていても酷いと感じてしまう程だ。

漫画「ジェノサイダー」は続刊も読みたいが躊躇してしまう

画力もあるし物語もありきたりな復讐物だが凄まじい程の下劣さで鉄男がケイタを打ちのめして欲しいといった願いもある。

ただ、ケイタといった男の下劣さが酷すぎて続けて続刊を読むのに躊躇してしまう。それほど胸糞設定が秀逸なのだ。自分の彼女であるナツミには平気で「ブタ」と呼んだり、友人が自宅に来れば「暗くて邪魔だから出て行け」と言う。女性に対する侮辱行為が凄まじすぎるのだ。

極めつけは鉄男の愛娘であるリカを拉致監禁する時だ。

リアル寄りの陵辱行為は本当に気が滅入る。
面白い漫画で間違いはないが読む人を選ぶ漫画である。電子書籍ストアのレビューでも賛否両論あるがハマる人はハマる。そうでない人は気分が悪くなるだけの漫画かもしれない。

かなり尖った作品なので興味が湧いたら、まずは第1巻から読んでみて欲しい。


ジェノサイダー(1)

ジェノサイダー

原作・著者宮崎摩耶 / 秋吉宣宏
価格540円

暴力、脅迫、拉致、ドラッグ、美人局……金のためならなんでもアリの半グレ集団。流されるままに犯罪に手を染める少女のまわりで起きる凄惨な事件の数々。暗く汚い悪意の渦にのみ込まれていく??とまらない欲望。断ち切れぬ復讐の連鎖。『事件』へのカウントダウンが始まる。