江戸川エドガワの漫画「生贄投票」ゆる〜い感想レビュー

生贄投票

ネットでも話題で勢いで購入した漫画「生贄投票」をとりあえず1巻〜3巻まで読んだのでレビュー。とりあえずゲスい。この漫画はゲスい漫画だ。私立柳沢高校2年C組がメインのクラスになるが在籍している生徒…闇深すぎだろ…と思わず突っ込んでしまう。

この漫画はある日、2年C組の生徒が持っているスマートフォンに「生贄投票」といったアプリが自動インストールされてしまう。そのアプリの内容は生贄に投票したい生徒をタップして投票数を競うものだ。当選した生徒は生贄となり「社会的死」が与えられる。

これがキモ。
物理的でなく社会的なのだ。だからこそ、この漫画はここまでゲスい漫画だと思う。

登場人物は複数いる。全部書くとまったくゆる〜いレビューではないので割合するがこの漫画の主人公はクラスの女子トップグループのなかで中の中。中の下くらいに属する今治美奈都(いまばり みなと)といった女子高生だ。

漫画「生贄投票」各巻の内容を端折り書き

漫画「生贄投票」1巻の内容

生贄投票スタート
クラスの輪が乱れ始める
生贄に投票された生徒のゲスい秘密が暴露
以下ループ

1巻ではイケてないグループだと思われる中の中心人物である江留(バナナマンの日村似)が名言を吐く。「マジョリティーだよ」「これはスクールカーストの下の者たちの逆襲なんだ」あの面にこの言葉。まさに名言である。

漫画「生贄投票」2巻の内容

二階堂先生について知る
本格的な犯人探しがスタート
生贄に投票された生徒のゲスい秘密が暴露
美奈都さん覚醒
初の生贄投票クリア

拍車をかけてゲスい生徒が本性を表してくる。この漫画はスクールカースト下位の生徒が幅を効かせている。明らかに童貞だろうと思われる生徒がさもイケメンのような態度、悪態をつく。そして終盤に差し掛かると美奈都さんがようやく覚醒したかのように動き出す。

漫画「生贄投票」3巻の内容

新ゲームスタート
毛利さんイッちゃってる
イケメン君のゲス行為に美奈都キレる
通常営業の生徒のゲス行為
おっ何やら次巻から進展がありそう

毛利さんっていうのは漫画を読んでもらうとわかるが考察サイト系では犯人ではないかと目星をつけられている女子生徒だ。頭イッちゃってるんだな。この子。で、スクールカースト下位の人間が報復受けたり、また調子に乗ったりとゲス行為を連発していく。最後は社会的死から物理的死に方向性が切り替わって3巻は終了。


よく言われるのはゲーム性がワンパターンといったこと。生真面目な人が読むと胸糞悪い漫画と言うだろう。確かに。ゲスい生徒のゲスい行動。好き嫌いは分かれると思うが好きな人は好きな漫画じゃないかなぁ。

犯人が誰かとか…もう関係ない。
この漫画に期待しているのはどれだけ常識を覆すゲスい行動を生徒が示してくれるのか。そこに着目してマンバクは漫画を楽しんでいます(笑)

生贄投票 あらすじ・漫画情報

生贄投票

生贄投票

原作・著者江戸川エドガワ / 葛西竜哉
価格540円

ある日、高校生・今治美奈都のスマホに突然表示された「生贄投票」というアプリ。候補者としてクラス全員の名前が並べられ、生贄に選ばれた者には、“社会的”死が与えられるという。何の気なしに友人の名を押してしまった美奈都だったが、この投票がクラスに大きな波紋と崩壊をもたらしていく──。『デスペナ』の江戸川エドガワが描く、反道徳×学園サバイバル!