長堀かおるの漫画「骨の髄まで私に尽くせ」ゆる〜い感想レビュー

骨の髄まで私に尽くせ

COMIC維新で連載されている漫画「骨の髄まで私に尽くせ」を1巻〜4巻まで読んでみたのでレビュー。昼ドラにありそうなドロッドロの恋愛模様が繰り広げられる漫画。

藤田一樹、仲村さやかの二人が物語のメインキャラクターになるのだが仲村さやかって子は重度のメンヘラ。怖い…怖すぎる…。

この漫画はフルカラーで1冊のページ数も少ないので読みやすい。電子版の価格も安いのでメンヘラ女の恋愛復讐劇を読みたい方はおすすめ!実写ドラマ化したら面白そうな展開が繰り広げられる。

過去に問題のあった藤田一樹と仲村さやか

第1巻で早々に語られるがメインキャラクターの二人は中学なのか高校なのか、わからないがイジメっ子達に唆されて不本意な体の関係を持つことになる。ただ、気持ち的に藤田、仲村の両者は両思いのような感じだ。

そんなバックボーンを持つ二人が28歳にして再会をする。

藤田に至っては妻子ある身。

再会した二人だが藤田は真っ先に過去の行いを仲村に謝る。そして二人は学生時代のような仲睦まじい関係に戻りながら男女の関係へと発展していく。

ここまではよくありそうな展開なのだが、実は後の巻でわかってくることだが全て仲村の計算の内。偶然を装った再会。そして過去のトラブルを根に持つ女、仲村。巻が進む事、徐々に仲村の本性が現れだしてくる。これはこの漫画の一つの見所と言える。

リスカ、怒涛の連絡…メンヘラ女の怖さを垣間見れる

怖い…
怖すぎる…
正直、こんな子は無理だ。

最初は過去にあった問題を水に流し、良い子かなぁ〜なんて素振りを見せるが演技に他ならない。本性は重度のメンヘラ気質。好きな男から連絡がない。会えないといっただけでリスカするし、脅すようなメール、チャットなど連絡を怒涛の数いれてくるのだ。

見た目だけでメンヘラ気質かどうか見分けるのは判断が難しいと言われている。男性諸君はこの漫画を読んでメンヘラと付き合うとどのような恋愛が待っているのか知っておくのも勉強の一つではないだろうか。

藤田一樹は平穏な生活に戻れるのか?

仲村との不倫関係を続ける藤田だったが4巻で別れを切り出す。そこから仲村の変貌ぶりはかなりの見所。公式には可愛い小動物系の女性と称されているが嘘だ。泣き暴れ自分を傷つけるような素振りを見せる。

そして、平穏に戻った藤田かと思えば4巻ラストで衝撃の展開が…っていうかドラマとかでもよくあるアレだ。

そう、まさか自分の妻と仲良くなっていて自宅へと招かれているのだ。そんな仲村を見て驚愕&恐怖を感じる藤田の描写で4巻の幕は閉じる。ドロドロの関係がここから凄まじく加速しそうな予感しかしない。

残念ながら藤田一樹といった男に平穏な生活が戻る日はまだまだ遠いのではないだろうか。全てを失うのか、平穏生活に戻れるのか、結末はまだ予想できないがドロドロな大人の恋愛復讐劇を読みたい方、是非、骨の髄まで私に尽くせをチェックしてみてください。

骨の髄まで私に尽くせ あらすじ・漫画情報

骨の髄まで私に尽くせ

骨の髄まで私に尽くせ。

原作・著者長堀かおる
価格162円

手首についた無数の傷痕、部屋中に散乱した薬の空き瓶、鳴り続ける着信音。平穏だった俺の日常は…壊された。――28歳会社員、小さい家に妻と子供の3人暮らし、平凡だけど平穏だった俺の人生…あの日、「さやか」と再会するまでは。彼女は俺の中学時代の初恋相手で…いじめにより処女を奪ってしまった相手。罪悪感で土下座する俺に、彼女は「私も、あの頃本当は…」と恥ずかしそうに本音を伝えてくれた。可愛いさやか。ダメな俺を求めてくれるさやか。甘い声で乱れるさやか。……でも、さやかは狂ってた。