めちゃくちゃに面白い漫画を紹介しよう(小並感)それが「湯神くんには友達がいない」だ。日常系学園コメディなのだが素晴らしく面白い。と言うよりキャラが立っている。主人公はタイトルにもある通り、湯神といった男子高校生だ。ヒロインは転校生の綿貫ちひろといった女性だ。
百聞は一見に如かず。
まずは第1巻だけでも読んで欲しい。とにかく湯神といった男は凄まじく面倒くさい男だ。しかし、それがいい。と言うか逆に格好良く見えるはずだ。理不尽にも屈することなく自分の意見を貫き通す。一度覚悟を決めたら行動が早い。そんな男が関わる周りの友人を掻き乱していく。
湯神くんは頭脳明晰、野球部のエースピッチャーといった普通なら友達も多く、モテるはずの男だが性格に難があり、友達はいない。女子生徒の興味の対象にすらならない男だ。学校では常に孤立しているが不満は一つも持っていない。むしろ喜んで孤立を選んでいる。
湯神くんに友達はいないが人は集まる
1巻〜3巻まで読んだが作品上、彼のことを自信まんまんに友達ですと名乗る者はいない。3巻終盤で湯神の親友と名乗る男は現れるが続きを読んでいないので実際どういった展開を見せるのかは今後読んでいくつもりだ。
ただ、転校生のちひろや野球部のマネージャー、後輩はしょうがなく彼に付き合うはめとなってくる。本当にしょうがなく付き合うのだが腹を抱えて笑ってしまうほど、やり取りが面白いのだ。
なんだかんだで心配されたりするが湯神くんにとってはありがた迷惑だったりする。
なんだろう、もう我が道を貫きすぎていて誰も追いつけない男が湯神くんなのだ(笑)
湯神くんの周りに集まる人間も意外と面倒くさそう
キャラが濃いのは湯神くんだけではない。
ヒロインである綿貫ちひろも意外と面倒な女性だ。彼女は転勤族であり昔から転校ばかりをしていた設定。なので今まで親友と呼べる友達に出会ったことがない。今回、湯神くんのいる街の引っ越しは長期滞在になるらしいので青春謳歌を掲げて友達を作ろうとするが気遣いや考え過ぎで最初の頃は友達がまったくできない。
野球部のマネージャーである久住さん。
この漫画内ではツッコミキャラといった立ち位置だろうか。湯神くんのことを超面倒臭いと思っている女性だ。彼女のツッコミがまた秀逸。リアルでも本当に面倒、関わりたくない人に向けられるツッコミや呟きを見事に再現している。
野球部の後輩:門田。
湯神と同じ野球部に所属しており1年生ながらレギュラー扱いで湯神くんの球を受け止めるキャッチャーだ。そして湯神くんの教育係でもある。少年野球から湯神との付き合いだが友達だと思っていないし、先輩だとも思っていないだろう。単に湯神くんは野球が上手く、湯神くんで持っている野球部だからこそ、仕方なく湯神に世話を焼いている感じ。
他にも勘違いで湯神に好意を抱く女性、ライバル心を露わにする男子も登場してくる。
そんな彼、彼女が織り成す日常系コメディが「湯神くんには友達がいない」だ。学園物なので恋愛フラグは立ったりするのだが恋愛に興味のない湯神くんは尽くフラグをへし折っていく。
漫画タイトルやカバーだけ見ると凡作のように思えるかもしれないが、読み出すとそんな器の漫画ではないことがわかるはずだ。
湯神くんには友達がいない
転校生・綿貫ちひろの隣の席の湯神くんは、ちょっと…というか、すごく変わってます。野球部のエースでありながら、野球部に溶け込んでないし、クラスでもなんとな~く浮いた存在…そんな湯神くんは、いつだって一人を満喫しています。新感覚お一人様コメディー開幕です!!
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